副業として人気が高いフードデリバリー。中でも Uber Eats と 出前館 は2大サービスですが、「結局どっちが稼げるの?」という疑問は必ず出てきます。
私は横浜・関内〜伊勢佐木町エリアで両方を実際に稼働してきました。この記事では、実体験の数字と現場感をもとに比較します。情報は多めですが、整理しているので読みやすいはずです。
結論
- 出前館:平均 1,800〜2,000円/時給換算(私の体験値)
- Uber Eats:平均 1,200〜1,500円/時給換算(同条件での結果)
▷ 横浜・関内に限れば、私の経験では 出前館の方が安定して稼ぎやすい印象でした。
▷ 一方で、自由度はUber Eatsが圧倒的に高く、スキマ時間には向いています。
最適解は、どちらか一方ではなく 両方登録して時間帯ごとに使い分けること。
片方が鳴らない時間帯を、もう片方で補うのが効率的だと実感しました。
前提条件(私の稼働環境)
- エリア:横浜・関内〜伊勢佐木町周辺
- 移動手段:赤チャリ(電動アシスト付きシェアサイクル)
- 稼働時間:ランチ(10:30–14:00)、ディナー(18:00–21:00)
- 頻度:週3〜4回、1回あたり2〜3.5時間
同条件で両サービスを比較しています。
出前館とUber Eatsの比較表(横浜・関内 実体験)
比較項目 | 出前館 | Uber Eats |
---|---|---|
時給換算 | 平均 1800〜2000円 | 平均 1200〜1500円 |
報酬体系 | 固定報酬(件単価制) =短距離でも安定 | 距離・時間変動制 =単価がブレやすい |
自由度 | 完全自由(アプリON/OFF) | 完全自由(アプリON/OFF) |
待機時間 (昼・夜ピーク) | 〇 | ◎ |
1件の距離 | 近距離(~1.5km)・中距離(~3km) バランスよくある | 近距離が多い(~1.5km) |
1件の単価(近距離) ※金額は体感 | 500円から700円 | 320円から500円 |
雨の日 | 競合減で稼ぎやすい | 競合減で稼ぎやすい |
登録しやすさ | 即日登録可 | 即日登録可 |
稼働ログと1日の流れ
1週間の稼働ログ(出前館・uber eats併用)
曜日 | 稼働内容 | 時間 | 売上 | 合計 |
---|---|---|---|---|
月 | 出前館ランチ Uber夜 | 2.8h 1.5h | 5,400円 1,900円 | 7,300円 |
火 | 出前館ランチ | 3.3h | 6,746円 | 6,746円 |
水 | Uberランチ 出前館夜 | 2.0h 2.0h | 2,700円 3,900円 | 6,600円 |
木 | 休み | – | – | – |
金 | 出前館ランチ Uber夜 | 2.5h 1.5h | 5,100円 1,800円 | 6,900円 |
土 | 出前館昼夜 | 4.0h | 7,600円 | 7,600円 |
日 | Uber昼 出前館夜 | 2.0h 2.0h | 2,400円 3,800円 | 6,200円 |
合計 | – | 19.1h | 36,796円 | 平均時給 1,927円 |
1日の稼働フロー(平日ランチ例)
- 10:20 赤チャリを借りる
- 10:30 アプリをオン
- 10:35 最初の案件(伊勢佐木町カフェ→半径1km圏内)
- 12:00台:某ファーストフード店依頼が集中し待機
- 13:00以降:件数減少、14:00で終了
▶ 平均3時間で 5,000円台 の収入が多い。
月収シミュレーション
- 月6万円:週3日×3h=月36h → 出前館だけで約6.5万円に到達することが多かったです(4週間ベース)
- 月10万円:週4日×3h=月48h+雨ブースト2〜3回 → 実績では9.4万〜10万近くになったこともありました
つまり、週の稼働時間と天候次第で「月5〜10万円の範囲」なら十分可能と感じています。
稼ぎに影響する要因
時間帯・曜日のクセ(横浜・関内エリア)
- 平日ランチ>土日:業務需要が効く平日昼が安定
- 住宅街は非効率:移動距離が伸びるので避ける
- 会社員の夜稼働:18:00–19:30が稼ぎやすいピーク
天候の影響
- 小雨:需要↑+競合↓で単価・件数上振れ。防水装備必須。
- 強雨・強風:視界・路面が危険。安全最優先で控えるのが長期収益の近道。
エリア特性(横浜・関内)
- コア(関内〜伊勢佐木町)に寄せるほど短距離×高回転化。
- 住宅街は店舗密度が低く移動距離が伸びがち。効率が落ちるため避ける。
他サービスとの比較
横浜では 出前館+Uberが主力。
menuやWoltもあるが案件数が少なく、柱にはなりにくい。
稼ぐための工夫
機材・コスト最適化
- 赤チャリ:短距離中心なら効率的、長距離はe-bike有利
- バッグ:25〜30Lで仕切り付き
- スマホ:防水ケース+ホルダー必須
- 保険:自転車保険+個人賠償(数百円/月)
- ウェア:季節ごとの快適装備=集中力と時給に直結
タイプ別おすすめ
- 安定重視・短時間集中 → 出前館
- スキマ時間中心 → Uber Eats
※どちらもON/OFFは自由。ただしUberはピーク外でも鳴りやすい - 月5〜10万円を狙う → 両方登録して時間帯で使い分け
収益最大化の実運用(両刀の回し方)
- 両アプリ同時待機(通知音を聞き分ける)
- 出前館は「店前受け」で待機ロス削減
- マックは混雑ならスルー、効率重視
- Uberは坂×3km超は避ける
- 移動は「格子の対角線」を意識(伊勢佐木町〜関内は直線移動が最速)
- 雨の日は装備次第、安全最優先
よくある失敗と対策
- NG:表札がない戸建て → 迷いやすい
- 対策:戸建てが多い住宅街は避け、店舗やマンションが多いエリアを中心に稼働する
- NG:タワーマンション → セキュリティ&EV待ちでロスタイム
- 対策:短時間勝負の副業では避ける
- NG:実ファーストフード店で待機10分超 → 店前で時間消耗
- 対策:店前待機を外し、ピーク時間ずらし
- NG:Uberで3km超+坂案件 → 効率悪化
- 対策:案件は地図確認でスルー
副業としての注意点(税金・安全・コスト)
- 税金:配達収入は一般に雑所得。年20万円超なら確定申告が必要。レシート保管と収支表は毎回更新。(国税庁-2025年9月12日確認)
- 保険:自転車保険+個人賠償は月数百円で安心が買える。
- コスト:赤チャリは初期ゼロ×小回り◎。自前e-bikeは長距離日に強い。
- 体調:夏は熱中症、冬は手先の冷え対策。体調=安全=時給。
よくある質問
Q. 週3・1日3時間なら月いくら?
→ 出前館メインなら5万〜6万円、実績で月7.5万到達も可。
Q. Uberだけで月5万いける?
→ 可。ただし時間帯とクエスト活用が必須。
Q. 会社員が18時以降だけでも?
→ 可能。18:00–19:30集中で効率良く稼げる。
まとめ(タイプ別補強)
- 出前館は 高時給(1,800〜2,000円/h) で安定的
- Uber Eatsは 自由度が高く、スキマ時間でも稼ぎやすい
- 最適解は 併用 :片方が鳴らない時間をもう片方で埋める
読者タイプ別アドバイス
読者タイプ | おすすめ |
---|---|
副業サラリーマン | 出前館メイン |
スキマ時間で稼ぎたい人 | Uber Eats |
月5〜10万円を狙う人 | 両方登録して使い分け |