新NISAの始め方|20代会社員が知っておくべき3つの注意点【保存版】

「ボーナスも入ったし、新NISA始めてみようかな」
「でも全部つぎ込んだら、生活費やばくない?」

20代会社員なら、こんなふうに悩んだことがある人も多いはず。

結論から言うと、新NISAはこの3ステップで始められます。

生活資金をしっかり残す(まずは月収1か月分から)

証券口座を開設する(SBI証券 or 楽天証券が定番)

つみたて投資枠で少額スタート(低コストのインデックス投信がおすすめ)

この記事で分かること

  • 新NISAの基本(非課税・上限・2つの枠の違い)
  • 20代がやりがちな3つの失敗と対策
  • 証券口座の開設から投資スタートまでの流れ

新NISAの基本ルールと2つの枠(年間・生涯・復活・非課税)

項目内容ポイント
非課税の仕組み 利益に約20%(実効20.315%)
→ 新NISAならゼロ
長期運用のリターンを守れる
年間上限360万円(つみたて120万+成長240万)年ごとに投資できる上限
生涯上限1,800万円(成長枠は最大1,200万円まで)人生トータルでの投資枠
売却枠の復活売った分は翌年に「生涯上限」に戻る年間上限は増えない点に注意
非課税保有無期限(旧NISAの5年/20年ルールは廃止)いつまでも保有できる

※つみたて投資枠は原則「定期・継続の積立」が前提。スポット一括は対象外の可能性あり(各社仕様を要確認)。

新NISAの上限と枠の比較表

この章のポイント

  • 年間360万/生涯1,800万の上限を理解しておく
  • 売却分は翌年「生涯上限」に復活するが、年間上限は増えない
  • 非課税は無期限なので、長期運用との相性が抜群

出典:金融庁「NISAを知る」(最終閲覧:2025-09-06)

新NISAを20代で始める3つのメリット

  • 時間が最大の武器
     → 複利の効果を長く使える(10年の差が大きな資産差になる)
  • ライフイベント前の準備になる
     → 結婚・住宅購入など大きな支出の前に資産をつくれる
  • いつでも解約できる安心感
     → iDeCoと違って60歳まで待たずに売却できる

この章のポイント

  • 20代は「時間の武器」で複利を最大化できる
  • まずは つみたて投資枠=資産形成の土台
  • 余裕が出てきたら 成長投資枠=リターン狙いのサブ

20代が新NISAでやってはいけない3つのこと

  1. 生活防衛資金を残さず全力投資しない
     → 月収3〜6か月分は現金で確保。まずは1か月分からでOK。
  2. 成長投資枠に個別株を入れすぎない
     → 倒産・業績悪化リスクが高い。余裕資金で“少しだけ”にとどめる。
  3. 短期の値動きに振り回されて売らない
     → 下落で焦って解約すると、枠は翌年まで復活せず非効率。

この章のポイント

  • 投資前に生活防衛資金を確保する
  • 成長枠は“控えめに”余裕資金で
  • 下落しても短期解約しない

新NISAを始める4ステップ(シミュレーションあり)

ステップ1:証券口座を開設する

  • SBI証券か楽天証券が定番
  • 申込み10〜15分、NISA口座の審査は1〜2週間

詳しくは →【徹底比較】SBI証券 vs 楽天証券|手数料・NISA・外国株・ツールまで解説

ステップ2:つみたて投資枠で投資信託を選ぶ

  • 低コストのインデックス投信が王道(例:全世界株式、S&P500)
  • 信託報酬は0.2%以下を目安に

ステップ3:積立額を決める(シミュレーション)

  • 毎月3万円 × 20年 × 年利5% → 約1,238万円(元本720万+利益518万)
  • 新NISAなら利益部分も非課税でそのまま資産に
毎月3万円 × 20年 × 年利5%で運用した場合のシミュレーション

年利5%は、インデックス(全世界/米国)の過去リターン(5〜7%)を想定。
※過去実績は将来を保証しません。


ステップ4:慣れたら成長投資枠も活用

  • 国内株や米国ETF(VOO・VTIなど)
  • 配当には米国源泉税10%がかかる点に注意
  • 余裕資金で少しずつ挑戦する

この章のポイント

  • まずは「口座開設 → つみたて枠で投信」の流れ
  • シミュレーションで未来の資産をイメージすると続けやすい
  • 成長枠は“余裕資金”で慎重に使う

20代が新NISAを始める最終チェックポイント

  • 生活防衛資金を確保(月収3〜6か月分。まずは1か月分から)
  • つみたて投資枠から少額でスタート(低コストのインデックス投信)
  • 成長投資枠はサブ(株やETFは“余裕資金”で慎重に)

20代は「時間の武器」を持っている世代。焦らず・無理せず・長期で積み立てれば、新NISAは資産形成の強力な味方になります。

次のアクション

まずは証券口座の開設から
 → 迷ったら「【比較】SBI証券 vs 楽天証券、初心者はどっちを選ぶべき?」をチェック


※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定商品の推奨ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
※商品スペック(信託報酬・対象条件等)は**必ず最新の“商品ページ”“交付目論見書”**でご確認ください。

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